ギックリ腰の原因


ギックリ腰とは腰部の組織が損傷し炎症の起きている状態です。

ギックリ腰になってしまうきっかけは人それぞれです。


重い物を持った時になったり、軽い物を下から持った時になったり、子供を抱っこした時になったり、セキやくしゃみでなったり、ソファに座っていて立ち上がった時になったり、寝ていて起き上がろうとしたときになったり、トイレで便座に座っていて立ち上がろうしたときになったり、しゃがんでいて立ち上がる時になったりと人それぞれです。


共通しているのは物の重い軽いに関係なく腰に重力や外力、負荷が加わった時にその力に腰部の組織が耐えられずに組織が損傷してしまうことです。


そのことをふまえて原因を見ていきましょう。



 


腰椎(腰の背骨)の生理的弯曲の減少


腰の背骨は5個あります。背骨は横から見るとS字の弯曲を作っておりS字の弯曲により重力や負荷をうまく分散して支えるようになっています。S字の弯曲のことを生理的弯曲と言います。


腰の背骨は横から見ると前弯といって真っすぐではなく少し反っている位置にあります。

腰椎の関節の動きや可動域が固まって低下してくると腰の背骨の前弯が低下して腰の背骨が真っすぐな位置もしくは後弯といって丸まった位置になり伸びなくなってきます。

腰椎が直線的な位置もしくは後弯した位置になると腰にかかる重力や負荷が分散できずに何かのひょうしに加わる力に耐えられずに背骨と背骨の間にある椎間板や腰の関節にある靭帯を損傷してしまいます。


背骨と背骨は関節を作っているため背骨も正しい動きや可動域、正しい位置があります。

可動域や正しい位置から外れてくると負荷がかかった瞬間に耐えられなくなり痛めてしまいます。


ギックリ腰の前段階として腰椎の生理的弯曲が減少していることが多いです。

定期的にギックリ腰を起こしてしまう方やクセになってしまっている方は普段から腰椎の生理的弯曲が正常な範囲にいないことが多いです。


例えばセキやくしゃみでギックリ腰になったり、座っていて立ち上がろうとした時になったりする場合は腰椎の生理的弯曲の減少によりなることが多いです。




腰部の筋肉や股関節周囲の筋肉、オシリや太ももの筋肉の柔軟性の低下


腰は股関節の動きと連動しています。腰を曲げたり伸ばしたりするときに伸びたり縮んだりする筋肉は腰だけではなくオシリや太ももの筋肉まで伸びたり縮んだりします。


腰の筋肉や股関節周囲の筋肉、オシリや太ももの筋肉の柔軟性が正常な柔軟性よりも低下してしまうと腰を曲げたり伸ばしたりすることが正常な範囲できなくなります。


その状態で無理に曲げ伸ばしをする動作をおこなったり、しゃがむ動作をすると筋肉を無理に伸ばさなければならないため、無理に伸ばした瞬間に筋肉の繊維を損傷してしまいます。


例えば腰を曲げた時やしゃがんだ時にギックリ腰なったり、下の物を取ろうとしてギックリ腰になったり、腰を最大限曲げたり最大限伸ばした時にギックリ腰になったりする場合は腰部の筋肉や股関節周囲の筋肉、オシリや太ももの筋肉の柔軟性が低下していることにより起こってしまう場合が多いです。




腰部支持力の低下


運動不足や過度な体重の増加等により腰を支える力が低下すると腰の背骨の不安定性がしょうじます。

腰が不安定な状態で中腰の作業を繰り返したり、腰に負荷がかかる動作を繰り返すと腰の椎間板や腰を支える筋肉の損傷を起こしやすくなります。


例えば中腰の作業を繰り返してその時は痛くなかったが徐々に痛くなってギックリ腰のように動けなくなったり、重い物の持ち運びをしていてその時は痛くなかったが次の日の朝起きようとしたら起き上がれなくなっていたり、この瞬間に痛くなったという感覚はないが気づいたら痛くなっていてだんだん動けなくなるくらい痛くなってくるギックリの感覚はなかったがギックリ腰のような症状で腰部の組織が損傷している場合は腰部の支持力が低下している状態で腰に負荷がかかることを繰り返して腰部の組織が損傷してしまった場合が多いです。




ストレスを感じたり便秘や下痢などにより腹圧の低下


人間はストレスを感じると呼吸が浅くなり身体が緊張状態になります。

ストレス状態が長く続くとお腹が固くなりお腹の中の圧力、腹圧が低下して腰を支える力が低下します。


便秘や下痢などが続くと腸の動きが悪くなります。腸の動きが悪くなると腹圧が低下して腰を支える力が低下します。


ストレスを感じている状態や便秘や下痢をしている状態で腰を曲げ伸ばししたり中腰で作業をしたりすると腰を支えるお腹の圧力が低下していることにより腰にかかる負荷に耐えられずにギックリ腰を起こすことがあります。



 


細かく見るとギックリ腰の原因はもっとたくさんありますが、大きく分けると以上の4つ要素がギックリ腰を起こす前段階として身体で起こっていることが多いです。


この要素が一つではなく何個も同時にかさなるとギックリ腰になる可能性が高くなります。

ギックリ腰の痛みが取れても原因となる要素が残っていると再度痛めてしまったり、定期的に繰り返しクセになってしまったりするので注意が必要です。