ギックリ腰 Q&A


ギックリ腰の患者さんからよく質問されることをまとめてみました。



お風呂には入った方が良いですか?


湯船にはつからずにシャワー程度の方が良いと思います。

ギックリ腰は腰の周囲の組織が破壊されて炎症の起きている状態です。

組織が修復されて炎症が治まるまでは腰に負荷をかけることはなるべく避けた方が良いです。


お風呂に入る動作や湯船につかる動作は腰に負荷をかけてしまう動作が多いためお風呂に入って温まっている時は楽ですがお風呂から上がって体温が落ち着いてきたときに負荷のかかっていた炎症部位の痛みが強く出てきて悪化してしまう場合もあります。

損傷した組織の修復が完了して炎症が消失したら湯船につかり全身の血流を良くしてあげると楽ですが、炎症がある状態では悪化する可能性もあるため湯船にはつからずにシャワー程度にしましょう。



湿布は貼ったほうが良いですか?


かぶれなければ痛い間は貼った方が良いと思います。

湿布は消炎鎮痛剤という薬剤です。消炎効果のある薬剤や鎮痛効果のある薬剤を経皮的に吸収して作用させるので炎症性の痛みには有効です。


かぶれやすい方は無理に貼らずに塗るタイプの消炎鎮痛剤があれば炎症期間は塗っても効果的です。湿布は筋肉を柔らかくしたり柔軟性を良くする効果はないので組織が修復されて炎症が治まったら貼る必要はありません。



コルセットは使用した方が良いですか?


使用して楽な場合は組織が修復されて炎症が消失するまでは使用しましょう。

コルセットを使用するとコルセットの作用により腰を支える力が働きやすくなります。

ギックリ腰によって腰の筋肉を損傷している場合は損傷した筋肉に力が入りづらくなるためコルセットを使用して腰を支える圧力を高めると痛みや負担を軽減させることができます。


コルセットの使用には注意が必要でコルセットも軽い固定にはなるため長時間使用しているとお腹の中の組織や腰周囲の組織が固まってしまう可能性があります。動く時や動き出す時に使用して休む時は外すようにしてつけ外しをしながら使用するのが理想的です。



痛みが落ち着くまで横になっていたほうが良いですか?


腰になるべく負荷をかけないようにしながらできる範囲で動いた方が良いです。

ずっと横になっていると損傷している組織以外の筋肉や組織が固まってきてしまい血流が低下して組織の修復に時間がかかるため、ある程度は腰をかばいながら動いたり生活をした方が治りは早いとされています。


ただ腰に過度な負荷をかけてしまうと悪化してしまう可能性があるため重い物を持ったり、長時間同じ姿勢でいたり、無理に痛い動作を繰り返したり、痛みを我慢して運動をしたり、痛いのを我慢して腰を曲げ伸ばししたりは避けましょう。


動く時はなるべく手や足の力を使いながらゆっくりと腰を支えながら動きましょう。

コルセットを使用した方が楽な状態であればコルセットを使用しながら無理のしない範囲で日常生活を送りましょう。


最初は痛みが強いですが時間の経過とともに組織が修復されるにつれて炎症の程度も弱くなり痛みも軽減されていきます。



仕事は休んだ方が良いですか?


なるべく休んだ方が良いです。

軽度な炎症の場合は腰をかばいながら仕事をすることは可能ですが中度から重度の炎症の場合は痛みが強いため仕事をすることは難しいです。


ギックリ腰は腰の組織が損傷している状態なので組織が修復されるまでは炎症が起きてしまいます。組織を修復するために身体はエネルギーが必要です。組織修復にエネルギーを集中させてあげた方が修復スピードは速くなります。


仕事をしてしまうと損傷部位に負荷をかけてしまい悪化する可能性があります。仕事で身体のエネルギーを消費してしまうと組織を修復するために必要なエネルギーが不足してしまいます。痛みを我慢しながら仕事をしてしまうとギックリ腰が治るまでの期間が長くなる可能性があります。


ギックリ腰は急になる場合が多いですが早く治すためには仕事は休んだ方が良いです。



さいごに



ギックリ腰も病態は一つではなく痛めてしまう組織も一つではないため痛みの度合いも治るまでの期間も違ってきます。


自分での判断が難しい場合は治療をしましょう。


当院ではギックリ腰に対して鍼治療の鎮痛効果と血流改善効果を使って治療をおこなっております。


損傷組織の修復を早めて炎症を消失させることがギックリ腰の早期回復につながります。