腰痛の原因


腰痛の原因はたくさんあります。

今回は運動器由来の腰痛の原因となる要素をみていきましょう。



 


腰部筋肉の柔軟性の低下


腰にもたくさん筋肉があります。筋肉は伸びたり縮んだりする筋繊維の集まりです。筋肉には正常な柔軟性が設定されています。筋肉の柔軟性が正常な柔軟性よりも低下すると筋肉が正常な範囲で伸びたり縮んだりできなくなります。柔軟性の低下した筋肉を無理に伸ばしたり無理に縮めたりしなければならない動作が発生するとその動作で痛みを感じるようになります。


例えば立っている時や座っている時には痛みはないが、腰を前に曲げると痛い、後ろに反ると痛い、横に曲げると痛い等腰の基本動作の時に痛みが出ている場合は痛みの出ている動作を行ったときに伸びたり縮んだりする筋肉の柔軟性が低下して痛みが発生していることが多いです。


腰の基本動作は6つあり前屈、後屈、右側屈、左側屈、右回旋、左回旋という動作が基本動作になっています。日常生活の動作はこの6つの動作の組み合わせで行われているため、6つの動作で痛みのある動作が多くなればなるほどギックリ腰のような組織を破壊してしまう腰痛のリスクが高くなります。腰の基本動作で痛みを感じている人は注意が必要です。



腰を支える力、腰部支持力の低下


腰は頭と足元のちょうど中間に位置します。腰の背骨、腰椎の正常な位置は重力に抗って伸びている位置にあるため腰には腰を伸ばしておく力と腰椎が不安定にぐらつかないように支えておく力が必要です。腰を伸ばしておく力と支えておく力がうまく働かなくなると腰が不安定に動くことによる痛みが生じてきます。


例えば座っていて立ち上がる瞬間が痛いが立ち上がってしまえば痛くない、寝ていて起き上がる瞬間が痛いけど起き上がってしまえば痛くない、といったような動作の開始時の痛みは腰部の不安定性による痛みが発生していることが多いです。コルセットをしていると楽だけどコルセットをはずすと腰が痛いという場合も腰部支持力の低下が起こっていることが多いです。



背中や股関節、腰と動きの繋がりのある部位の柔軟性の低下


身体は各部位が繋がって動いており、連動して各部位が助け合って動いています。腰と助け合って動いている部位としては背中と股関節があります。腰自体の柔軟性は正常な柔軟性だが背中や股関節の柔軟性が低下しているために腰に痛みが生じている場合が多々あります。


例えば腰の基本動作に痛みはないが座っているのが長時間になってくると痛くなる、長時間立っていると腰が痛くなる、歩いているのは痛くないが走ると腰が痛い、寝返りの動作で痛い等腰と繋がっている場所の関与が大きいときに生じている痛みは腰以外の柔軟性の低下が原因になっていることが多いです。



 


大きくわけると3つの要素に分かれますが、細かく分けるとたくさんあります。慢性的な腰痛や治っては痛くなってを繰り返している腰痛の場合は原因が一つではなく、いくつかの原因が同時に起こっていることが多いです。


原因をしっかりと解決すると慢性的な腰痛や繰り返し起こるしつこい腰痛も解決することが可能です。慢性的な腰痛や繰り返し起こるしつこい腰痛、自分で解決できない場合は放置せずに治療しましょう。